
ガラス工芸で育まれた“ものづくり”への想い
大学では美術工芸学科でガラス工芸を専攻し、主に器を作っていました。
卒業制作ではCADで出力した型を石膏どりして、ガラスを吹き込んで仕上げました。
陶器会社への就職も考えていたのですが、条件に合う会社がなかなか見つからず…。
そんな時に思い出したのが、大学の特別講義で知ったARASでした。
もともと"民藝"にも興味があり、昔の道具は特別なものではないのに、形や模様が美しく、暮らしの中に自然に溶け込むデザインに惹かれていたんです。
だからこそ、現代のものづくりを盛り上げながら、今と未来の人の暮らしにしっくりくるデザインであるARASがとても魅力的に感じました。
「好き」を仕事にできる環境に惹かれて
入社を決めた一番の理由は、ものづくりやデザイン、商品企画などに挑戦できる環境があったからです。
ARASのプロダクトやコンセプトが魅力的なのはもちろん、若手が活躍していること、食べることが好きなので”食”に関わることができるのも魅力でした。
面接時には加賀の工場を2回訪問し、実際に現場の雰囲気を体感することができました。
送迎していただいた際に社員の方と話す中で、カジュアルに相談できる空気感があり、「ここなら安心して働けそう」と自然に思いました。

学生から社会人へーインターンから始まった“学びの時間”
内定後はインターンに参加し、マーケティングの基礎を学びながら、Amazonで販売する「Plakira」の商品ページ画像を制作していました。
最初は決まった文言を入れるだけでしたが、徐々に「誰に、どんな見せ方・伝え方をすれば購入につながるのか」を考えるようになりました。
卒業制作の時期は休んだり、旅行先からリモートで作業したりと、柔軟に働ける環境で、無理なく経験を積むことができたと思います。
入社後は競合・市場リサーチ、売上データの分析、ECページの改善(構成案・写真の意図づくりなど)に取り組んでいます。
最初はデータ分析に苦戦しましたが、先輩が任せてくださって、わからないところは丁寧に教えてくれたおかげで、少しずつ理解が深まってきました。
最近では、興味のあった開発・商品企画にも少しずつ携わるようになりました。
試作や検証の繰り返しは地道な作業ですが、自分の世界が広がるようでとても楽しいです。
今、一番のモチベーションになっている仕事の一つです。
所縁のなかった加賀での暮らしと人との出会い
入社してすぐ、ARASに関わるデザイナーやプロダクトメンバーと対面で集まる機会があり、旅館に泊まりながら一緒にご飯を食べたり、お話ししたりしました。
普段はオンラインでのやり取りが中心ですが、直接お会いしてみると「いいものをつくりたい」「社会に良い影響を届けたい」と真剣な想いを持った方ばかりで、とても刺激を受けました。
そんな方々と一緒に仕事ができていること自体が、今の自分の大きなモチベーションになっています。
また、県外出身の私は加賀に知り合いがいなかったので、最初は少し不安もありました。
ですが、月に一度の「加賀同期会」という、地元の温泉旅館やお茶屋さん、建築会社などの新入社員と一緒にフィールドワークを行う取り組みに参加し、みんなで加賀の魅力を学んだり、相談し合ったりする中で、同世代の友人もでき、新しいつながりが広がりました。
樹脂素材の可能性を広げて、自分の「いいな」を形にしたい!
最初は“樹脂”に特別な興味があったわけではなかったんですけど、今は、知れば知るほど奥深くて魅力的な素材だと感じています。
配合のわずかな違いで柔らかさや質感が変わったり、油をはじきやすくして洗いやすくしたり、ガラスを混ぜることで重厚感が増して高級な質感になったりと、工夫次第でどんどん可能性が広がるんです。
これからも素材の特性をもっと学びながら、いつか自分が「これいいな」と感じたものを、たくさんの人にも「いいね」と言ってもらえる形で世に出していきたいです!


