
「田植えもう終わったの?」と気にかけてもらえる環境がありがたい
大学は大阪でしたが、就職は地元の石川に戻ると決めていました。
地元の友人とのつながりを大切にしたかったのと、実家が農業をしていて「いずれ継ぐんだろうな」と思っていたからです。
現在は私が兼業農家として働いており、会社の理解があるからこそ続けられていると思います。
特に田植えや稲刈りの時期は、天候次第で平日に休まざるを得ないこともありますが、「田植えもう終わったの?」と声をかけてもらえるほどで、 後ろめたさなく休める環境に感謝しています。
また、母の通院に合わせた時差出勤や、子どもの看病による在宅勤務などにも、業務に支障のない範囲で柔軟に対応してもらっています。
加賀市の中でも、ここまで生活スタイルに合わせて働ける会社は珍しいと思うので、本当に働きやすいです。
営業時代に学んだ会長の「あきらめない」イズム
最初に配属されたのは営業部で、当時上司だった現会長の下で3年ほど働きました。
お客様への提案から出荷まで、製品がどうお客様の手元に届くのかを一通り学びました。
会長は、どんな時も“あきらめない”人です。「それは無理なんじゃ…?」と思うようなことも、やってみると意外とできてしまう。
その姿を間近で見て、「簡単に“できない”と言わない」ことの大切さを痛感しました。
石川樹脂工業の製品は、一般的なプラスチックより成形が難しいものが多いですが、「どうしたらできるか」を考え、挑戦し、実現しています。
それはきっと、この“あきらめない”精神があるから。
会長の想いは、会社にも自分自身の中にも根づいています。
失敗が許されないからこそ、慎重に、丁寧に。
今は開発部で、金型設計をメインに、お客様から頂いた要望に応えるべく改良や調整も担当しています。
2Dや3Dのデー タを受け取り、設計を見直して3Dプリンターで試作を作成。
現物を見てもらいながら調整を重ね、「これで作ろう!」とゴーサインが出たら、ようやく金型設計や加工に進むことができます。
金型づくりは、一度削ってしまえば元に戻せない、やり直しのきかない仕事です。
だからこそ、試作と検証を何度も繰り返し、精度を高めていく。
その過程のひとつひとつに、モノづくりの醍醐味があります。
“簡単じゃない”からこそ面白い。金型づくりは探究の連続。
石川樹脂工業の製品は、「こんな形、どうやって作っているの?」と同業者に驚かれるほど、複雑な形状のものが多くあります。
初めての形をつくるときは、まさに一からの挑戦。
これまでの経験やデータをもとに熟考しながら進めていきます。
難しいからこそ、思い通りの金型が仕上がったときの達成感は格別です。
でも、最初から金型の知識を持って入社する人はほとんどいません。
私も初めは、社内に蓄積された何十年分もの図面データを見ながら「似た形を探して、応用する」ことの繰り返しでした。
まずは真似して、自分で考えて、工夫して、また試して。
積み重ねることで理想の形がうまれる瞬間こそ金型づくりの面白さだと思います。
一緒に成長していける仲間が増えると嬉しいです!


